第2位
No.8 糟谷正治


使用タックル
- Rig
- :リーダーレスドロップショット
- Rod
- :ダイワブラックレーベルSG681MH/MFB
- Reel
- :ダイワSSSV 105XHL
- Line
- :クレハシーガーR18リミテッド 14ポンド
- Lure
- :Berkleyパワーホッグ4(マッディーテナガ)
- weight
- :7g
エリア
- 北部本湖
- :パラアシ
プラクティス
今年も自分の好きな甚兵衛・北部エリアを春先から追いかけており、3月中旬に初バスを甚平でキャッチして以降、数は少ないものの安定して魚に触れるようになっていました。
そして大潮と重なった1週間前のプラでは、ある矢板の内側で完プリ(1,300g)。すぐそばの矢板外で目の真っ赤なオス2匹(いずれも800g)が釣れたことで、いつスポーニングを開始してもおかしくない状況ということが分かりました。
そこで前日プラでは別の箇所を探しに行き、ピーカン・無風のなか、1,500gの完プリとそのサイズに近い半プリをキャッチすることができました。
天気予報を確認すると、翌日はローライト+風+気圧の急激な低下が予想されており、今日以上の釣果が見込まれるのではと、ほくそ笑んで帰途につきました。
しかし、一つ気になることがありました。今日一日で雷魚が3本も釣れてしまったのですが、それらがスポーン時にバスがとるポジションと、全く同じ箇所にいたことです。
試合当日
狙っていた場所には一番に入ることができ、二連続でビッグバイトを得るも、いずれも釣れてきたのは雷魚でした。
心底ガッカリしましたが、自らを奮い立たせてピッチングを再開したところ、今日一のキャストが決まった瞬間、無情にも水中に水煙が舞うのが見えました。
怒り爆発で親の仇のような合わせをしようとしましたが、NABスタッフのISHI井さんの
「あいつら強引に合わせるから怒って暴れるんだ。我慢して優しくしてあげるとフッと吐き出すよ。ツンデレと同じだろ。その過程も含めて楽しむのが男のロマンだよ。」
という有難~い金言が脳裏に浮かび、スプールフリーで我慢したところ、雷魚はルアーを吐き出すことなく、信じられないようなアシ奥に消えていきました・・・。(笑)
(このあと強引に引きずり出して、無事リリースしました。)
さて、三連続の雷魚にメンタルもラインもズタズタですが、それにしてもバスからの反応がありません。天候は味方しているはずだし、いないはずはないとルアーの種類やタイミングを変えて、昨日良かった場所を何度か入り直しましたがバイトを得ることは出来ませんでした。
そこで今までとは違ったアプローチということで、より沖まで延びているアシ原のトップに近い箇所を意識して、リーダーレスダウンショットをスイミングさせたところ、11時前の最も南西が強まったタイミングでバイトしてきたのがこの1本でした。
表彰式インタビュー動画
自己PR
自分の経験上、かなり再現性の高い釣りができると考えていたのですが、一日でここまで釣れなくなるとは思いませんでした。スポーニング時の難しさと、1本をキャッチする大切さ、そしてトーナメントに参加できる喜びを実感した第一戦となりました。
まだまだコロナ終息には時間がかかりそうですが、感染防止に配慮しつつ、スタッフとして皆さんとNAB21を盛り上げていければと考えております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。