優勝
No.40 糟谷正治


使用タックル
- Rig
- :テキサスリグ
- Rod
- :ダイワ タトゥーラ761HFB
- Reel
- :ダイワ SS SV103SHL
- Line
- :16lb
- Lure
- :Berkleyパワーホッグ4(パープル青ラメ)
- weight
- :7g
エリア
- 江川
- :
プラクティス
<1週間前まで>
昨年からスタッフの齊藤さんに「かすちゃんは過去の人・・・」とほぼ同様な、ここでは記せないほどのキッツイ言葉攻めにあっていたことや、3人の子供達(中3、小6、小4)が、だいぶ手がかからなくなった?ことから、今年は春から10年前と同じような頻度で沼に通っておりました。
その結果、1週間前の時点では、甚兵衛広沼のプロテクトエリア2箇所と鹿島竜神橋周辺で魚を見つけていました。両場所の違いは、甚平の魚はアフターの余韻を色濃く残しており、多少のネガティブ要因(無風、水悪という状況)でも口を使いやすいのに対し、鹿島の魚は、かなり回復してきているものの、ちょっと上流から悪い水が流れてきただけで、すぐに口を使わなくなってしまうという傾向がありました。
本当であれば、前日プラでこのどちらかを主戦場とするか見極めたかったのですが、土曜日は小6の子供の運動会が予定されていたため、さすがに無理とあきらめ、止むなく当日を迎えることになってしまいました?
<前日プラ>
なぜか朝4時30分に竜神橋の脇を、何かに取り憑かれたようにフリップしている私がいました。
この日は間違いなく息子の運動会なのですが、二日前に「6年生の徒競争は11時スタート」と書かれている学校からのプリントを風呂上がりに見つけてしまい、「9時半に印旛を出れば間に合うジャン♪」と、妻にも何も言わずに出てきてしまったのです。
さてノープレッシャーの中、かなり丁寧に攻めたのですがバイトはない。水は火曜日の雨の影響が残っているのか、風表にもかかわらずトロミがつくような状況で、明らかに先週の方が良かったように感じました。そこで甚平に向かうと、到着して3投目くらいであっさりと無風の中900gがバイトしてきたので、明日は甚平メインでいくことに決めました。
ただし気になったのが先週の同場所同時刻の水温が21.5℃だったのに対し、当日は25.3℃まで上がっていたことです。この原因は今週に入ってから急激に気温が上昇した影響によるものでしょうが、「この水温の上昇から、より流れを意識するようになった魚もいるのでは」と考え、プラでは魚を触っていませんでしたが、抑えとして江川をプランに入れることにしました。
その後は北部の要所をまわるも新堀から悪い水が出ているようでノーバイト。この時点でふな一に戻るとリミットの9時半に少し余裕がありそうだったので、先週水が良いのを確認していた新川を見に行くと、やはり他のエリアよりは水が良い。「釣れても小さいだろうがちょっとだけ♡」のつもりで竿をだすと、気がついたら9時40分になってしまいました。また後片づけの時間を考えていなかったため、どう考えても撤収は10時を過ぎてしまう。さすがに出番の11時はとても無理。
「パパは遠いお空の下からお前を見ていたよ。」
という悪魔のシナリオを思いついた瞬間、「パパ運動会来れるんでしょ。今年の100m走は一番になれそうなんだ。」と恥ずかしそうに話す息子の顔が脳裏をよぎりました。
「このままでは父親を辞めることになってしまう・・・・。」
直観的にそう感じた私は修羅となりました。高速をかっとばし、小学校に車を横付けし、フェンスによじ登りながら、何とか息子が1番でゴールするところを見ることが出来ました。
試合当日
フライトが40番の私は、スタート時に皆がどこに行くかを見ていたところ、思っていた以上に北部方面に向かって行きました。
甚平に到着すると案の定、自分の狙っていたスポットには何艇も入られてしまっています。そのため抑えとして考えていた江川に朝一から入ることになってしまいました。この時点では「漁師さんが出船する前までに1本でもキャッチできれば御の字。」とパワーホグをアフターが付きそうな箇所を意識してフリップしていきましたが、フライは見えるもののバスからの反応はありません。
しかしそのまま丁寧に探っていくと、奥の船が停まっている付近に水通しが良く、壁状になっているアシがあり、そこから600gがバイトしてきました。この1本で「思っているよりもカレントに引っ張られているのでは。」と考え、できるだけアウトサイドに張り出している舟道に近いアシを撃っていくことにしました。
すると河口との中間地点あたりに刈り取られたアシが束になって流れ着いている箇所があり、その隙間にリグを入れ反射的にあわせたのが1,800gのスーパーキッカーでした。
ネットに収めた直後はふるえが止まらずに「これが今はやりのアンカツ・・・もといアンナカ状態か・・・。」と動けなくなってしまいました。
ハイになった私はちぎれたパワーホグに話しかけたりしていましたが、時間の経過ともに落ち着きを取り戻し、場所が場所だけに「万里の川」を口ずさみながら、再び流し始めたところ、二流し目に先ほどのキッカーが釣れたのとほぼ同じ箇所から、キロフィツシュを抜き上げるができました。
この時点でまだ9時だったので入れ替えを試みたのですが、日が登るごとに気配が薄くなっていき、水温も28.8℃を示すようになってしまったことから、4度目のバイトはないまま終了となりました。
表彰式インタビュー動画
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今回は運が良かったことにつきます!自分が江川で釣りをする時は、十中八九漁師の方が出てくるのですが、今回はそれがありませんでした。もし一度でもあれば、あのキッカーは間違いなく口を使わなかったと思います。また自分のスポットが空いていたら、朝一に江川に入ることは無かった訳で、本当にラッキーが重なった一日でした。
私が会長の早川君と印旛に来るようになって30年近くが経ちますが、今回も新たな発見があったりして、バス釣りは本当におもしろいですね!バスを取り巻く環境は、最悪期からは脱したかのように思いますが、まだまだ問題は山積しています。これからもこの素晴らしい釣り場を残していけるように微力ながら頑張っていきたいと思いますので、選手、スタッフの皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします!
p.s.福田さんへ
予想ウエイトを2,700gとかなり過少申告してしまってゴメンナサイ。3本揃うことなんてめったにないのでテンパってました。今度お会いする際は「ゴラァ!」と怒らずに優しく接してくださいネ♡。