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2004 SEASON TOURNAMENT Final STAGE 優勝レポート

(日)[印旛沼]

優勝

No.11 足立圭剛

使用タックル

Rig
:ネコリグ
Rod
:フェンウィックゴールデンウイングコンペティションGWC-65SL
Reel
:エンブレムX2500
Line
:ファイヤーライン16lbs
Lure
:ZBC スワンプクローラー(内緒カラーw)
weight
:ワンナップシンカー1/16
Rig
:ノーシンカー
Rod
:フェンウィックゴールデンウイングコンペティションGWC-69CM
Reel
:スコーピオンMg1000
Line
:ファイヤーライン25lbs
Lure
:GY ファットイカ(グリーンパンプキン)
weight

エリア

捷水路
:市井橋オーバーハング
新川東部(船戸-阿宗)
:阿宗橋下インビジブル
西部本湖
:一本松機場

プラクティス

今回は体調不良等もあり前日プラには入れなかった。しかしながら得意の妄想プラ(笑)をすると、今回は夏と秋の狭間の時期であり、気候、水温、水位、水質等により魚の動きが激変することが予想され、フレキシブルに対応することが重要であると予想された。また、他団体のトーナメントが併催されていることから人的プレッシャーも視野に入れなければならないと考え、そういった人の動きを考えながら釣りをすることを心がけようと思った。

試合当日

朝のインタビューで全く根拠の無い優勝宣言をしてしまったことをひどく後悔しながら、ひとまず足立ワンドへ入る。前出の「人の動き」を考えての作戦である。

ワンドに入ると・・・

自分が狙っていたインビジブルの真上にへらファン×2名(涙)。更に後ろからは追い討ちをかけるように新艇が・・・。しばらく無言のまま両サイドのアシを撃つがどうにもコンフィデンスを得られず、新艇が移動したのを見て同じく移動を決意。

他団体がスタートする前にもう1箇所・・・と、一本松機場に入る。

エレキで最奥まで行くも、機場は今日はお休みの様相。ただし、水の色はそれほど悪くもなく、なんとなく「釣れそう」な予感。両サイドのアシを「ファットン、トントン♪(作詞・作曲:俺)」と、超シークレットなリズムで撃っていくと・・・

ポケットの超1級スポットにファットイカがキックバックしていく・・・。

・・・。(ノーバイトですが、何か?(笑))

と、倒れたアシに持たせていたルアーを回収する瞬間・・・

水面炸裂!

開始早々、会心のキロアップ!!

浮いてる?&横の動き?とばかり、その後はバズやらスピナーベイトやらラトリンログやらをマシンガンキャストするも・・・30分で飽きる(笑)

30分後、捷水路山田橋への移動を決め走っていると、石井選手に会ってしまい喋ってる間についつい鶴巻橋まで連れて行かれてしまう(笑)。

しばらくアシと護岸を撃つも全く釣れないことを確認し、やっぱり山田橋へ。

と、普段だったらまず撃たない西部から見て右側のオーバーハングに妙なインスピレーションを覚える。(この時、神が光臨した模様w)

この日初めて禁断のスピニングに手を掛け・・・木の枝にラインを持たせて激しくシェイクすること数投目。

あっさり2本目のキロアップをキャッチ!!(スピニングなのに枝ごとランディングw)

ここでしばし一服しながら考える。2匹に共通しているのは、水通し(一本松は止まってましたけどw)、シェード、中層。暑いんでやや夏パターンなのかな?と。周りを見ると、割とピーカン、微風。時計を見ると8時30分。しばらく時間潰して、足立橋で10時の時合かな?と悪巧みが頭をよぎる(笑)。

「9時過ぎまで」と、ワンナップシャッドをオーバーハングにスキップしまくるも結果は出ず、9時半に満を持して足立ワンド経由(相変わらずへらファンはパラソルまで立てて熱心な模様w)で新川へロングラン。

途中、10時まで入れない他団体の参加者の脇を我が物顔で通り抜け、一目散に足立橋へ。

風下側にボートポジションを取り・・・丁寧に投げる事2投目。通称「原チャリ」の真上をルアーがハングオフした瞬間にいつもとはやや違う鈍いアタリ・・・。アワセた瞬間「ん?根掛かり?」と思うも、キッカー特有の異常な重さがロッドに伝わってきて、

次の瞬間・・・

とてつもなく鋭い締め込みで意識を無くし・・・

意識を取り戻した瞬間には,1800g弱のキッカーを片手に雄たけびを上げていた模様(目撃者談)。正直、どうドラグを操作したのか?!どうやってネットを手にしたのか?!どうやってネットに入れたのか・・・さっぱり覚えていない(笑)。ライブウェルに魚を入れ、ネクストキャストと、ネコリグをリグろうとするが、手が震えてしまいワンナップシンカーを上手く刺せない。この時、大昔ビデオで見た心の師匠「リッククラン」と自分とを重ね合わせていた・・・。

「この震えがなかったら自分はとっくにバストーナメントを辞めている」

彼は試合を決めるビッグフィッシュをランディングした後、こんな言葉をつぶやいていた。TVのモニターの中で彼の手はこの時の自分と同じように震えていた。

その後は他団体の参加者で大銀座になってしまい釣れる気がしなくなったのですぐに移動。正直、ここは船が3艇を越えると釣れる気がしなくなります・・・。

そしてその後は足立ワンドに行きつつ、まだまだへらファンが熱心だったり、鹿島に更に入れ替えを求めてビックベイトを投げるも30分で飽きたり、次のペアトーナメント用にインビジブルを探すなどしつつ、もう入れ替えは無理と判断して11時過ぎには帰着(笑)。

結果として3バイト3フィッシュ3,920gをウェイインすることができた。

自己PR

結果として今回、ようやく優勝することができました!(祝) それも自分の極めようとしているベイト絡み&回遊系の魚を混ぜることができたということで感動もひとしおです。更に、以前から言っていた自分の理想としている「他の追随を許さない圧倒的な勝ち方」に一歩も二歩も近づけたことで、今回は特に上出来だったと思います。

今年は初戦の不参加もあり残念ながら年間成績は3位止まりでしたが、来年は更に引き出しを増やして「試合中にアジャストしていく立ち回り」をもっともっと極めていければと思います。

皆さん、1年間お疲れ様でした^^

さぁさぁ、ペアトーナメントも来シーズンも・・・更にはブロックチャンピオンシップとクラシックとチャンチャンももらったぜ!!