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2024 SEASON ANGLER OF THE YEAR
手塚伸行コメント

No.1 手塚伸行

まずは今年1年通して天候による延期もありましたが、全戦において皆様が大きな怪我等なく、無事に終えられたことに運営スタッフの方々、選手の方々、家族に感謝を申し上げます。

最終戦直前の年間順位は、昨年が2位だったのに対し、今年は追われる側の1位。
ポイント差はある程度開いていたものの、結果によっては年間順位がひっくり返ってしまう可能性も十分にあるという、決して安心できない状況で迎えた最終戦でした。

プラクティスの感触を加味して自分に課した最終戦のノルマはキーパー1本。
それくらい秋特有の再現性に乏しい気まぐれな魚たちに翻弄されていました。
しかしそこで何かを気負うわけでもなく、テンションが上がるわけでもなく、試合でやることといえばいつも通りに魚を探す、ただそれだけです。そこに感情はありません。(笑)
あくまでその日の魚と向き合い、自分に問いかけるメンタルスポーツ。とくに試合の日は意識して平常心を保つよう心がけました。

いざ迎えた最終戦当日の朝、明け方頃にシトシト降る雨。
冷え込みが大敵のこの時期にしては珍しい、寒さを伴わない温かい雨でした。
プラクティス期間中はほぼ毎日朝は放射冷却で気温、水温ともに下がる状況でしたのでこの天気は少し気になりました。
印旛沼はちょっとした要素で大きく状況が変わるフィールドなので、

「これは何かが変わるかも。今日もプラクティスは忘れて一から魚探しをしないと。」

毎回大切にしているこのマインドが今回の勝因だったのかもしれません。

試合内容を振り返るとプラクティス中メインにしていたエリア、アプローチでは反応が乏しく、ふと立ち寄ったシャローで投げたスピナーベイトに激しく反応した一尾をヒントに急遽プランを組み立てなおし、3本のウエイト3,640gで優勝。
プラクティスの感触もそこそこに、その日、その時起きていることに全力で向き合い、つねにフレッシュでオープンなマインドで立ち回った結果だと感じています。

最後に、2年連続AOYと今年の成績でNAB21の記録となる5戦連続お立ち台(うち優勝2回)は素直にうれしく思っております。

しかし、これはすでに過ぎた過去。

いつまでも思い出に浸っている暇はありません。

今は海の魚が大絶賛シーズンイン。
バスフィッシング以上に忙しくしております。(笑)

来年も海の魚もそこそこに、バスフィッシングもそこそこに、今まで通りバランスよく楽しみたいと思っております。

ありがとうございました。


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