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2023 SEASON ANGLER OF THE YEAR
手塚伸行コメント

No.9 手塚伸行

まず初めに、2023年シーズンを大きな事故やトラブル等なく終えることができ、改めて選手の皆様、運営スタッフの皆様に感謝申し上げます。
毎年自分なりに頑張って印旛沼を研究してきたつもりですが、順番はめぐりめぐって今年はやっと最高峰(?)のタイトルをいただきました。

正直なところ、年間暫定2位で迎えた最終戦の試合中においても、年間タイトルはまったく意識しておらず、むしろ取れる気がしていませんでした。
なんせ最終戦を前に、年間暫定トップは宇宙人のような釣果をたたき出す仲村さん。まだ20代ながら各方面で培ってきた経験とスキルを武器に、エントリー初年度ながら圧倒的なセンスで他を寄せ付けず、このまま年間タイトルまで取ってしまうでしょうと信じていました。
そんな中、トップと5ポイント差、年間暫定2位の自分の状況としては、最終戦を前にプラクティスでは1本すら触るのは厳しい状況。
完全に秋の足の速い魚に翻弄されておりました。

迎えた最終戦の試合当日、カメラも乗るとのことで多少バタバタしましたが、あくまで試合。自分のペースで自分の釣りをほぼ無言(?)で地味に展開させていただきました。

プラクティスで得ていた感触の「あくまで季節は秋。魚は動く。信頼できる魚は少ない。思い出は捨てるが吉。」という、ざっくりとした印象をベースに試合当日は風と水を見ながらほぼノープランで進めました。

そんな中、どうにか捷水路で当てた890g。

多少なりともウエインできる安心感はありましたが喜ぶ暇もなく、ひたすら次の魚探しを続けていました。
が、結果的に釣れたのはこの1本のみ。
「今の自分にはこれが精一杯。まぁこんなものでしょう。」
という思いで帰着しました。

帰着後、さて、仲村さんのお祝いをしますか・・・というところでアレレ?な展開。やはり何が起きてもおかしくない最終戦。最後は運に助けられる形となりましたが、恐縮ながら逆転で年間タイトルをいただきました。

いつも思うことですが、各年代入り交じり、ワイワイ少年のように爆笑ながらみんなで有意義な時間を共有できるこの環境、そして試合ともなれば大自然と向き合い、自分と向き合い、キャッチしたバス1匹でドキドキし、手が震えるあの感覚・・・
バスフィッシングをやっていてよかったなぁ、とつくづく感じます。

我々人間や魚など全ての生物を取り巻く大自然に最大級の敬意を表するとともに、このようなすばらしい機会を提供してくださる運営スタッフの方々、そして楽しく厳しい(?)印旛沼が大好きな仲間のみなさん、自分の土台となる多大なサポートをしてくれる家族にあらためて感謝の意を申し上げます。

2024年以降も可能な限り印旛沼で楽しませていただきますので、みなさまこれからもどうぞよろしくお願い致します。


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