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2022 SEASON ANGLER OF THE YEAR
堀宏コメント

No.21 堀宏

2022年NABシーズントーナメントもあっという間に終わってしまいました。今年1年間全戦参加できた充実感と、年間優勝できた達成感を感じています。

2018~20年までの3年間のブランクから復帰し、去年はレンタルにエレキで、今年は非力な船外機ながらようやくエリア全域を周れるようになり、やっと準備が整った状態にまでこぎ着けました。

思い返すと今年は初戦に魚が釣れずゼロから始まったシーズンでした。年間レースの事を考えれば脱落しかけていますが、その事はあまり頭に無く、とにかく1匹でも釣りたいと毎回考えていました。

ここ最近の印旛沼を考えると大会中に1匹でもウエイイン出来れば御の字だと思います。何か目標が低いようですが、今年一年を通して如何に安定して魚を釣り続ける事が大事か実感しました。

1戦目は毎年の定番ですが西部本湖でクランクやスピナーベイトを引き続けました。近くに上位に入った方や優勝した荻野さんも釣っていましたが、残念ながら自分にチャンスは回ってきませんでした。
この初戦だけは毎回思うのですが、確実な方法(があるか分かりませんが)よりも、本湖の大きい魚を一匹でも釣りたいと考えてしまいます。

2戦目から最終戦までは朝の2~3時間を西部で、その後に捷水路へ行くパターンが定番になりました。練習に中々時間が掛けられなかった事もありますが、他から魚を見つけてくる事も出来ず、僅かでも魚の反応のある場所で粘り切る苦肉の策でした。

最終の4th STAGE 代替戦を前に自分の順位は4位。その時点では上位の3人が崩れるとも思えませんでしたし、年間優勝の事は考えられませんでした。
しかし、最後に僅か1キロ強の魚が逆転をもたらしてくれました。この結果は今年一年の厳しい印旛沼を象徴していたと思います。

ところで、自分が優勝できた10月の4戦目の時には、1日だけ平日に練習に出ましたが、同じ日に何人もNABメンバーの方が出ていたり、他の日にも出ていると聞いて驚きました。もはや平日練習は一部の人達だけでなく、多くの人が行う当たり前の事になっているのでしょうか?そこまで練習している人達が居る事に、この時大いに刺激を受けました。

今年久しぶりに行った各ポイントは、以前とは少し違った景色に見えました。実際に何かが変わった訳ではないのですが、自分の釣りも以前とは少し変化してきている為、場所を見る目も変わってきた様に思います。

今年は印旛沼以外の各地の湖に出掛け、色々な釣り方やルアーを少しずつ練習してきました。その応用が出来ればと、印旛でも試してみましたが中々上手くいきませんね。多分、他の方からすると当たり前に使われているルアーや釣り方ですが、「葦打ち=テキサスorジグ」しか無かった自分にとっては少し進歩できた部分です。
来シーズン以降もいろんな物を取り入れてみたいと思っています。

過去年間争いをした2016年は非常によく釣れていた年でした。全戦で魚を持ち込み、場所や釣り方も様々だった記憶があります。転じて今年は場所もルアーもほぼ限られており、シーズンの総合重量も過去最低とのこと。

一年間で3匹のリミットが揃ったのが一度、後は1~2匹かゼロ。毎回一匹釣るのに必死すぎて、どちらかと言えば少し保守的な釣りになっていました。

3戦目の桜井さんや、最終戦の糟谷さんの釣りなどは、特に自分とは全く違っており勉強になりました。せっかく広い印旛沼なのだから、その中から魚を探していく事も楽しみの一つだと改めて思います。

と言う事で、地道に釣果を重ねた事が最高の結果に繋がりました。自分自身まだ未熟な部分や、またやってみたい事などが山積みで終わりは見えません。印旛沼での釣りもまだまだ皆さんと楽しんで行きたいと思っています。

今回多くの方に声を掛けて頂きありがとうございました!また、NABで交流していただいている方々、スタッフの皆様、そしていつも釣行を共にしている皆様のおかげで今年も楽しいシーズンを過ごす事ができました。

本当にありがとうございました!


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