No.5 桃井正光

今シーズンも皆様、お疲れ様でした。
2018年のAOYを獲得出来たことに関しましては、達成感は未だ感じられないものの、凄く嬉しい気持ちではあります。
NABのシーズントーナメントにおいて自分の目標は「優勝!」することであり、私の印旛沼コレクションで唯一欠けているものでもあります。これは今後も追い求め続け、トップウェイトで勝てた時に「究極の達成感!」を味わえるのではないかと期待するところです。
今となって振り返ってみると、初戦の鬼門を2匹のバスを持ち込み突破には成功したもののTOPとは50g差、2位とは10g差での 3位という惜しい結果に。
この時既に始まっていたのかも知れません。
その2位こそ 宮川選手!
また当日、魚を釣っていたエリア・時間ともにほぼ同じ場所に居たあの時からシーズン通して戦う相手ということになろうとは・・・
2戦目では今年唯一のリミットメイクを果たしたものの、TOPの4kg台には遠く及ばず2kg台。しかし「これがNABっ!これぞNAB!!」と再度闘志を燃やすきっかけとなった試合でした。
折り返しの3戦目では2本のウェイインながら4位に着ける事ができたが・・・、ひとつ上の3位にはまたしても宮川選手が!
「あぁ、今年は魔法使いの復活の年になるのかなぁ~」
という展開を想像したのは、自分だけではないと思います。そして「釣れない印旛沼」への魔法も掛かっているような状況でした。(笑)
最終戦を前にした第2の関門でもある、第4戦でチャンスは訪れました。開始10分で930gを仕留めることに成功したものの、その後キーパーキャッチゼロ。
魔法が掛けられていることは百も承知。
対抗しようと「ジーコン魔法の液」を探すも・・・そもそも持っていやしないし。(汗)
そのまま帰着となったが、結果的にはポイントを稼ぎ同ポイントで"年間首位タイ"の展開に!
最終戦を前にAOYのことは極力考えず「獲れたら良いなぁー」くらいの軽い気持ちでいたのですが、試合2日前にスタッフ仲田さんのFBで”チャンピオンリング”の存在を知ることに!!
「これは欲しい!俺、これ持ってないっ!」
と、急に物欲が沸いてしまい、年間リザルトと睨めっこを開始!
AOY獲得の最低条件は順位が一つ下でも、WTポイントを稼げば決定。それ以下は無!
これでプラも本気モードになり前日しか入れませんでしたが、撮影に向けてマイクチェックとポジションの確認を広沼で行い、新堀~捷水路~新川・大和田機場まで1日かけてチェックをしました。
そして最終戦!
兎に角ウェイトアップを図るため前日キーパーの混ざっていた捷水路で釣り開始。程無くして直ぐにキーパーのキャッチすることに成功。しかし後が続かず・・・
いろいろ試して移動をしていく中で、師戸吐き出しで2尾目をキャッチ。この後もいろいろやりましたが、結局はキーパー2本で終了。
この時正直諦めましたが、やりきった結果。仕方がない。の一言でした。
NAB21名物?年間上位陣によるウェイイン(処刑台?)の準備中、そんなに釣れてないと知り、宮川選手も2尾でパッと見、同サイズ。
脱力感の中、少し見えた希望。
そして計測の結果1070g。
またも10g差で負け。
しかし、最低条件はクリア!?
1080gの同ウェイトが居る!
誰?
重喜さん!!
ゼッケンは?
・・・
・・
・
こんな件があった中でのAOY獲得となったわけです。
決して簡単ではない道のりでしたが、このAOYを価値あるものにしてくれるのは、印旛に集う猛者(選手全員)が居てくれるからになりません。
誰が一撃を持ってくるか読めないところも、参加していて楽しいです!
来年初めて1番スタートを味わうことも楽しみですし、まずは「優勝!」目指してがんばります。
最後になりますが、運営スタッフをはじめ選手の皆様、サポートしてくださるピュアフィッシングジャパン様、ブラックマリア高崎様、そしてリーズマスターズのメンバー皆さん。休日に釣りに行かせてくれる子供たち。自分を取り巻く好環境があったからこその結果であることに違いはありません。
心より感謝致します。
かかってこい!が口癖?の山添さん。
「本気出しちゃいますよ~!いいんですか~?」
なーんて言えるように、また練習します!