No.19 折金一樹

数年前に山添さんと年間争いをした時は、奇跡的な成績であったのにも関わらず最終戦で木っ端微塵に破れ、その翌年も高木さんに木っ端微塵。。。
ただ、この頃は「知らないからこその戦い」で、勢いもあっての成績。知らないからこそ、知っていることだけを突き進めるという、知らぬが仏パターン。
しかし、結局その知っていることがそもそも狭いので、最終的に失速し、自滅というパターンでもありました。
その後はそれなりの年数の試合と練習した結果、逆に知れば知るほど難しくなるという迷宮に迷いこむことに。中途半端な知識からいろいろな可能性が見え隠れして、あっちをやったりこっちをやったり。それはそれで、今まで経験したことのない世界を知れたことも大きいし、今でも??な自分の中の知識で消化しきれない部分も多くありますが。。。
そこで今年。
実際なかなかプラには来れなくて、基本は知っていることである”川の釣り”と僕の中で”確実性の高い沼の釣り”の組み合わせ。
紙一重の状況で突き進んで、コケるのを避けて安パイを選んだり、しっかりキーパーを取って凌いだり、攻めるべき所は突き進んだり。結果的にたまたま上手くいったというのが実感です。
ただ決して楽な展開はホントに1試合もなく、初戦は兎に角、良いのを1本取りにいった鹿島のジグ撃ち。
ジグ撃ちとハーフサイト!?でギリギリながらビッグウェイトが出た2戦目。
上流に突っ込んだ末、状況が変化していてヤバイと思い、なんとか留まり凌いで1本、ローウェイトにも助けられた第3戦。
乱打戦となった5戦目は上手くクランクとスモラバの釣りを組み合わせ苦し紛れながら、持ちこたえ、気がつけば年間暫定一位。
そして今回の勝負に出て吉と出た最終戦。桜井さんの猛追をかわせたのも攻めきったからこそ。たいへん厳しい試合の連続であったことは確かです。
まさに奇跡的な結果というのが本音です。
釣りの内容、考えていることは、またまだ沼初心者的なことも多く、実際にNABでは何度も何度も驚かされることが沢山。バスを探すことの切り口や釣り方はもちろん、加えて皆さんの熱意。折角のバスフィッシング、こう楽しまなくっちゃと考えさせられます。上から目線ではないですが、本当に本当のバスフィッシングしてるんだなーと思い知らされますし、レベルが高過ぎ。
まだまだ、発展途上の私ですが、これからも宜しくお願いいたします。そして、たくさんのお祝いのお言葉ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
また、何より大して来れないのに、いつも温かく接して下さる選手の皆様、毎回朝早くから、運営して下さる早川会長始め、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!