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2014 SEASON ANGLER OF THE YEAR
宮川晃一コメント

No.26 宮川晃一

アングラーオブザイヤー、年間優勝。

1週間ほど時間が経ちましたが未だに実感が湧いてきません。

過去例のない長いシーズン、年間6試合だったからでしょうか。それともまだ自分にはAOYは早過ぎたのではないか?という不安からでしょうか。

とにかく1年が終わったという安堵感でいっぱいです。ひとまず全6試合を振り返ってみます。

第1戦。まだ水温10℃前後の冬の印旛沼。
釣れるワケがないだろ、と思いながらもどういう訳か南西爆風のタイミングで不思議なことに「今、絶対釣れる!」と自信を持って投げ続けた1/2ozのハイピッチャーで980gを仕留める。
この根拠のない「釣れる!」という感覚はかつて経験のない不思議なもので、シーズン通してこの感覚が舞い降りてきました。

ウェイイン10名中もっとも低いウェイトで「ビリ」と周りから散々小馬鹿にされる始末…(※特に石井さんに)。しかし、このビリと弄られまくった10位から全てが始まる事はこの時の私自身も知る由もなく。。

第2戦。もう4月下旬なのに水温13度台と春は相変わらず遠い。いつものエリアだけ爆っている、けど試合では行かない。普段の私ならそうするはずなのに、なぜか鼻息荒く突入していました。
結果、3本3860gと私らしからぬビッグウェイトを持ちこむも、隣のお兄さんに4450gを釣られて準優勝(苦笑)そこは私らしい・・・。でもこの「負け」で今年の印旛沼の"クセ"が見えた気がします。

この時、暫定年間トップを告げられるも全く意識せず。

第3戦。前週のNBCチャプター千葉にて3本3420g釣って優勝。しかし、この時のエリアや釣り方をプラをしているNAB選手に全部見られていたのは百も承知。
落ち着いて別のエリアで魚をしっかりと見つけて3本2230gで7位。

年間暫定首位はやっぱり意識せず。それより糟谷M治さんの爆笑優勝インタビューが頭から離れず。

第4戦。プリプラでは全く釣れてなかったものの直前に台風対策で大減水、台風の影響はほとんどなくそのまま低水位の印旛沼。分かりやすい所に魚が移動してくれ、更に当日閃いた釣り方がハマり3本2650gでまた7位。

年間暫定トップをキープ、それでもやっぱり意識せず。フミさん4キロ超えで優勝、カッコ良かったなぁ・・・悔しいけど。

第5戦、2デイ。風邪引いて扁桃腺が腫れ40℃まで熱が出てプラに出れず。フラフラで試合に出るもなぜか行く先々で魚が釣れてしまい3本1620gで初日6位。ちょっと元気になってきた2日目、ビッグウェイト狙って大撃沈。しかし、この日終了間際に例の「釣れる!」というあの感覚で投げたクランクベイト1投目で釣った550gのキーパーが「アンタはまだ大した事ないのに背伸びするからダメなんだよ!」と最終戦に向けて説教をされた気がした。結果13位。
(でもいつか山添大介さんのように勝ちたいという気持ちも…)

最終戦。
第4戦あたりから始まった暫定年間2位の福ちゃんの「今日は4キロ!」という言葉責め電話リンリン攻撃(日曜日会ってるのに翌日も電話を頂戴する…。よほど私のことが大好きに違いない)にも動じることなく、「自分がちゃんと3本揃えてシングルに入ればAOYは確実」と言い聞かせDVD撮影でも気負わず普段通り釣りが出来たものの、2本で1キロと揃わず。

納得が行かない内容でしたが結果として逃げ切り、無事にAOYを獲得出来ました。

うーん・・・

やっぱり振り返ってみても実感が湧きません(笑)むしろもっとやれる!第5戦で決めるべきだったのでは?と正直、もっと上を目指したい気持ちが強くなっています。

6戦中5戦の合計ポイントという変則ルールもあってか、ホント緊張しないでココまで来てしまったのが本音です。勢いだけでAOYが獲れちゃった感が強いんです。
(※ココだけの話、「若さ」という勢いも大事ですけどね~堀○さん♪浜○さん♪U尾さん♪)

2012年最終戦にカメラ乗せて優勝した高木さんを超えるDVDにしないとダメですよね、やっぱり。去年の奥山さんのDVDも本当に勉強になったし、またDVD撮影に声が掛かるように一から練習です。

最終戦でDVD撮影中に3本揃えられなかったのが本当に悔しい!あー悔しい!!

そんな訳で来年は「今年も」強いミヤガワと言われるよう、しっかり釣って今回以上に達成感のあるAOYを再び目指します。

釣りに行く回数も少しずつ減っている中、素晴らしい結果が出せました。きっと焦らず、辞めずに、腐らずにしぶとく印旛沼で釣りを続けなさい、と沼の神様が教えてくれたのかもしれません。

怖い事に今年は各大会で優勝2回、準優勝2回、3位1回の計5回もお立ち台がありました。年に1回お立ち台に乗れれば良い方のワタシです。続けていれば、こんな時もあるものです。

これだけの結果が残せたのも妻や1歳の可愛い息子、小さな頃から釣りに理解ある父のおかげです。更にはサポート頂いているメガネの坂本様、株式会社ティムコ様の応援あってこそ。そしてNAB21早川会長はじめ運営スタッフの皆さん、そしてメンバーの皆さんが盛り上げてくれる事に本当に感謝です。
この場を借りて御礼申し上げます、ありがとうございます。

トーナメントを続ける事は大変です。運営サイドも続けるのはとても大変だと思います。しかし、試合中の1尾を釣る事のあの緊張感、そして達成感は何事にも代えがたい感覚です。

この文章を読んで下さっている皆さん、是非とも末永く印旛沼でバスフィッシングを楽しみましょう。無理せず、焦らず。そしてトーナメントを続けていきましょう。

決して釣れるフィールドではない印旛沼、でもここにずっと足を運べるのは沼人の皆さんと沼のバスフィッシングを共感できる喜びがあるからだと思います。選手の皆さん一人ひとりが居てくれてこそ、初めてトーナメントは盛り上がるのです。そしてスタッフの皆さん一人ひとりの見えない所での努力あってこそ今のNAB21があると思います。

19歳の時からトーナメントに出るようになってからかれこれ13年、NBCチャプター千葉で今年やっと優勝出来ました。更にはNAB21で年間優勝を獲得する事が出来ました。

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「チャンスの順番」次は君にくる。
どんなに負けてても今度は勝ちに行こう
諦めなければ夢は叶うんだ
ずっと頑張ってきた君の努力
報われるように。。
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※ AKB48「チャンスの順番」より

AOYインタビューで完全に滑ってましたが(苦笑)、是非とも「チャンスの順番」が来るまで、これからもお互い頑張りましょう!

最後に・・・
「私の事が嫌いでも、NAB21の事は嫌いにならないで下さい!」
↑来年もし再び年間優勝が取れたらこの台詞を大声で叫びます。

宮川晃一


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