No.15 奥山克宣

NAB21でのAOY、そして単日で納得のできる優勝。今年は、両方の夢が叶ってしまった。
この充実感が得られたのも、印旛でのトーナメントにモチベーションを保てなくなっていた自分に、「NABでAOYを獲ってこそ真の印旛No.1だ!」と、私に火を点けてくれたゾエさんの一言が始まりだったな~。
ゾエさん、あの時、俺をあおってくれてありがとう。
恐らく日本のマッディーシャローフィールドで最難度の印旛沼。そして1番ハイレベルなNAB21。このAOYタイトルは、私に更なる自信を付けた。どこのフィールドへ行ってもシャロー勝負、特にアシの釣りでは釣り勝てる自信をもたらしました。
では、簡単に5戦を振り返ってみたいと思います。
初戦。プリのメスに狙いを定めたゲーム展開。プラからショートバイトに悩まされていたが、なんとか食わせる方法をアジャスト出来た結果4位。まずまずのスタートが切れた。
2戦。1週間前までは、いい感じでプリの魚を追えてたが、試合の日は激寒の冬状態。体調も悪かったのでしんどすぎる日だった。
途中、心が折れそうになってたが、なんとかこらえ、帰着前の1時間ほど、全部いい魚で3バイト3フィッシュ。この時は完全に自分のZONEに入ってましたね。
そして優勝。
3戦目。プリプラでは見失って迷走してました。試合前日の夕方に特殊な釣りでキロフィッシュ連発。他にやることも無かったのでこの釣り(フロッグ系)にはまってしまい。2バイト2バラシ。
デコってチーン。AOYレース脱落。
4戦目。この試合はプラどうこうでは無く自信がありました。台風直後、増水、流れ、濁り。激的に変化したフィールドにアジャストする自信があったから、そして多くの選手が釣り悩むと思ったから。しかし、大した増水濁りもなく、数時間で平水。4~5本釣るもキーパー1本のみだったのだが以外に9位に入れ、上位陣がハズしたためAOYレース復活。
1位と10ポイント差、2位と3ポイント差。充分逆転の可能性はある。最終戦に向けてかなり意識しました。
最終戦を残し暫定3位。DVD撮影決定!。プラを撮影します。と、スタッフに「本番撮影してもらいたいです~。」とダダをこねてみたが、「本場は暫定1位と2位の選手です。」ときっぱり断られたのは言うまでもない。。
最終戦(4戦の代替戦)。想定外の南の爆風。1~2週間考えていたプランはもはや無理。新川、捷水路で魚は濃く感じたが日に日にノンキーサイズが増えていったので、風が出るまで西部本湖、風が吹いたら甚兵衛で心中と決めた。キロフィッシュで最低1本、上手く行けば2本取れると思ってたが、何故かチビが1本釣れたのみ。
時期的にはかなり遅く厳しいので、1本でも取れば可能性はゼロじゃ無いとは思ってたけど、これじゃ外したなと思いましたヨ。
しかし、上位陣がコケ、下からの追撃もかわしAOY獲得。まさかチビ1本がこれほど貴重な意味を持つとは…
せめて最後はお立ちで逆転したかったというのが本音です。獲ってやった感が薄いのもそのため。しかしながら印旛を代表する選手たちとAOYレースをして掴んだビッグタイトル、素直に喜びたいと思います。
来年は、皆さんの挑戦状待ってます。私の目標は連覇!の前に、最終戦を首位で迎えることです。
会長始めスタッフの方々、楽しいトーナメント、そして最高の舞台ありがとうございます。選手の方々、楽しいながらもプライドを持った真剣勝負。来年も宜しくお願いします。
最後に、今年の発見!
その1、NAB21には裏ルールが存在すること。
その2、NAB21の規律委員長が想定外の人だったこと。
その3、NAB21のスタッフ及びメンバーが、イ・ガ・イにいい人達だってこと。
このコメントで気を悪くされた方はごめんなさい。以上。